日
27
3月
2011
毎年今ごろ父から安政柑なるものが送られてくる。名前の通り江戸時代末の安政年間に瀬戸内の因島で偶然生まれた新種だそうな。大きさは直径12cm重さは500gぐらい。瀬戸内でしか収穫されないためその数は少ない。味はあっさり、甘みも酸味も香りも強くない。皮は厚いがジャムにもなる。
私の郷里は同じ瀬戸内でも愛媛県四国中央市である。昨年映画「書道ガールズ」の舞台となったあの紙のまちである。愛媛には伊予柑・温州ミカン・ネーブル・・・と柑橘の類は数ある。にもかかわらず父は広島の安政柑を送ってくれる。それ以外は送られたことがない。理由も聞いていない。
安政柑といっしょにお店の「もしもしカード」が入っている。このカードには送り主の名前と連絡先が書いてあり、「早速 元気なお声や、うれしいお声をお伝えしてはいかがでしょう。失礼ですが電話代を添付いたします。」とお店からの温かいメッセージとともに10円硬貨が添えられている。いつもこの心配りには関心させられる。