木
07
4月
2011
今日本を漂う自粛ムードはいつまで続くのか。私が働く地域でもお上から自粛要請の声が時折聴こえる。「イベントは派手にならないように」「祭りも昼間はいいけど夜はダメ」など。そもそもこの自粛ムードは誰によって続けられているのか。都庁への節電に直談判や野球の開幕日やナイターについて自粛を求めた蓮舫節電大臣か。このままだと宮城の酒造メーカでなくても震災の経済的二次被害は都心にだって起こる。そうなると被災地どころか自分も救えない。
節電に努めることは良いことだ。限られた地球資源を無駄にしない姿勢は大切だ。震災が復興してもエネルギーへの意識は続けたい。自分達が使っている化石燃料に限りがることそれがもたらす地球への影響、原子力に頼らざるを得ないリスクを知ることとなった。すぐには自然エネルギーが今の原子力や火力の発電量をカバーすることはできない。ならば使っている電力そのものを減らす工夫が必要だ。
知人の事務所を訪れると明かりが消されている。来客と打ち合わせする部屋も事務作業をする部屋も昼間は外の光のみで仕事をしている。「そうしないと今は非国民だから」と語る。
しかしその環境下での作業効率は明るい光の下と比べれば当然低くなる。それは人は明りによって行動のモードを変えているからだ。人の体は太陽光の色に応じて行動するように仕組まれている。蛍光灯の白は真昼間の色で働く色。電灯のオレンジは朝と夕の色でくつろぐ色である。
なので暗い部屋での作業効率は心理的にも生理的にも低くなる。おまけにこの自粛モード。さらに作業効率は落ちる。節電にも程度があるだろう。経済を回復させるために有効にエネルギーを使う。無駄づかいしない。その姿勢で取り組もうと思う。
被災を受けてない我々よりむしろ被災者の方がポジティブだと聞く。下を向いて落ち込んでいても何も始まらない。何も変わらない。こんな時だからこそ上を向いて歩かなければならない。
だから上を向いて歩く。桜の下を気持ち良く歩く。来年もこの桜が見れるように今年を頑張る。自分が頑張っていなければ他人に「頑張ろう」と応援はできない。