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4月

2011

グリーンカーテン

 我がオフィスにもグリーンカーテンを茂らせようと、思ったのは昨年夏のこと。エアコンは基本的に使わないでの、しかも扇風機もないので窓を開け、しばしば打ち水をするのであった。当オフィスはマンションの7階南向きである。しかし片側一車線の道路を隔てて8階建てのオフィスが目の前に建つので直射日光は入らない。光と熱が安定しているのでオフィスやアトリエには好条件である。

 それでも去年の夏は暑かった。打ち水してもすぐに乾いてしまう。お隣のバルコニーは緑豊かだ。うらやましい。とはいってもすぐにはグリーンカーテンなどできはしない。そんな理由で来年こそは殺風景なバルコニーとおさらばしてグリーンカーテンを作ろうと思い立った。

 

 それから8か月、ゴーヤならもうそろそろ種をまかなければならない時期だそうだ。ゴーヤは生命力豊かで実りも多い。実ったゴーヤは各所に配られ「またゴーヤ」との声も聞く。今年は電力事情と去年の暑さに懲りて、昨年以上にゴーヤが出回るのではないかと想像している。そうすると私が植えゴーヤは引取手に苦慮することになるだろう。消費の高く歓迎されい物、トマト・きゅうり・なす・・・・家庭菜園ならずオフィス菜園ではないか。

 

 はてな、自分で作って自分で食べることって、経済活動を小さくさせてしまう?あれ、エネルギーも小さいくなるのでは?流通のためのエネルギーは削減され見栄えの悪いものも廃棄されず、しかも生ごみはコンポストで肥料になってゴミまで減らせてしまうのではないか。

 

 GDPでは中国に抜かれ日本は3位になったと少し落胆していたが、それって極端にいえば自給自足とは正反対の活動ぶりを示しているのでは? 大量に生産して大量に消費する、そして大量に廃棄するそれって誇れること・それって指標になるの?

 おもしろいことに過去のGDP(もしくはGNP)とエネルギー消費量の変化は見事に一致している。

 

 これまで日本は高い効率化を目指し果たしてきた。そして私たち自身専門性を高め(選択)、人が集まるところ(集中)に住み働いた。そして効率化・快適化のために自然とは無関係に安定した人工的な社会を築き上げた。しかし自然は途方もなく偉大であった。災害の多い日本に自然崇拝が宿ったこともうなづける。やはりまだ人間は自然と生きなければならない生物なのだ。

 科学・技術を過信せず自然と暮らすバランスのとれた経済活動や暮らしがあるのだろう。

 

 ところで我がオフィスのバルコニーには何を植えようか。

 

間取りっち
建築コンシェルジュ

一級建築士事務所

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