オーベルジュ・ド・ノームの森

 既存ペンションを増床して新設されたレストラン・宴会棟である。静寂の森に浮かぶリズミカルな3連ボールト。屋根の外皮は金属製、その内部は剛性と軽量化を得た薄肉の鋼製シェル構造。そのインテリアは木製無垢の板張。屋根を鉄骨V支柱が支える。ファサードは連続する木組によるやぐら。この木組は屋根を支持することなく、もっぱら耐風力に作用する。
 内部は木で囲まれた大きな楽器のようである。実際、響きも心地よいとのこと。
 (社)東京都建築士事務所協会東京建築賞「優秀賞」‘93商環境デザイン賞「入賞」 (㈱アルキテクタにて担当)