多数人室に比べ個室は一人当たりの有効面積は広くなります。専用のトイレ・洗面・浴室も客室内に整備されて、プライバシーが高くなります。ゲスト一人当たりの建設コストは高くなり、宿泊単価も高くできます。
ビジネスホテルと明確な差別化が必要になります。
独自の特色を見い出して、小さくても特定層を獲得することで、小さなホテルでも勝機を見出すことはできます。
その根幹は強力なコンセプト、それに沿った運営と施設づくりを目指します。
強烈な個性、とりわけインバウンド受けする日本風が様々作られました。
簡単に作られるものは、簡単にまねされます。あと出しじゃんけんの方が有利になります。
施設(ハード)はマネしやすく、育て上げられたホスピタリティ(ソフト)は容易にまねできません。
さらにコンセプトに合ったハードとソフトなら、もっと強力になります。
施設には、ホテルのコンセプトと運用が実現できるのデザインが求めれれます。
あるホテルがコロナ陽性者の受け入れ施設になったように、パンデミック対応は可能です。
また、別のホテルでは宿泊ニーズが回復するまで、客室をリモートオフィスに変えて販売しました。
感染症拡大防止によってインバウンドが失われても、国内観光需要に応えることができます。
戸建て住宅を旅館・ホテルに用途変更するケースがあります。
その際ネックになるのは非難経路です。
階段は避難の重要なルートになり、他の部屋よりも安全性を高める必要があります。そのため、火災時の安全性を高めるために、階段周りをの壁を区画して、扉は防火戸で煙が入らない構造にします。(竪穴区画)
さらに東京都では簡易宿所の場合、宿泊室の窓から避難できるルートを確保しなければなりません。戸建住宅には窓先空地は求められていませんので、避難経路が確保できていない場合は簡易宿所に用途変更できません。
旅館・ホテルより簡易宿所の方が難しくなります。
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