旅館か簡易宿所か

ホテル・旅館・簡易宿所の違いは旅館業法に詳しく書かれ、それをまとめられたサイトがありますのでそちらをご覧ください。

 

旅館は基本的には和室で部屋貸しになります。和室の定義はホテルとの対比からその構造を定めていて、現在はあいまいになっています。現在の和室の実情からすると違和感があります。和室は布団を敷いてそれを押入に収納することを基本的形態にしています。簡易宿所は多人数部屋(相部屋、ドミトリ、不特定多数の人向けにベッドを貸し出す)を基本にしています。簡易宿所でも個室があっても構いません。個室(多人数で共用しない客室、部屋単位で貸す)の床面積が多人数部屋のそれより大きくならないことが条件です。大きくなると旅館の扱いになります。

 

簡易宿所は一人当たりの客室専用面積は1.5㎡と旅館の3㎡に比べると半分なので、同じ面積で収容人数を増やすことができます。(ただ稼働率は下がります)しかし、東京都の場合、簡易宿所には窓先空地と呼ばれる客室から道路まで避難できる通路を屋外に設けなければなりません。敷地に余裕がない場合はロスが多くなります。

 

敷地に余裕が無く高層化できる場合は、客室の有効面積が7㎡以上・5室以上とれれば旅館にできます。水回りを各室に備えれば共用の水回りは縮小できます。場合によっては、簡易宿所より旅館の方がベッド数が多い場合があります。